アジアの公共交通

東アジアを中心に、鉄道・バス・船舶・航空など。乗車記も。

乗車記:市外バス 釜山西部BT→馬山市外BT(天一旅客)

※18月の台湾旅行記の更新が滞っていることをお詫び申し上げます。また、直近の旅行をこの記事で取り上げますことをご了承ください。

皆様、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。

12月30日~1月1日、年越しで韓国南部を旅行してきました。その際の記事も順次公開していこうと思います。その第1弾として、今回は釜山-馬山間の市外バス乗車記を公開いたします。

12月31日、6:20頃ホテルをチェックアウトし、冷蔵庫の中のように寒い中釜山西部バスターミナルへ。バスターミナルの場所を確認してから近くの食堂で朝食をとり、7:10頃馬山行きの切符を購入。

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馬山行きは約10分間隔での運行となっており、乗車券にも便・乗車時刻の指定はありません。

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切符を購入後、時間を潰そうかとも思いましたがフードコートや隣接するショッピングモールも営業開始前だったためすぐにバスに乗ることに。乗り場に出ると係員さんが「馬山!馬山!」と声を上げていたためすぐに切符を渡し乗車。私が乗り込むとすぐドアが閉まり、7:15頃発車。乗車率は半分にも満たず空席が目立ちました。

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バスは一般道路を5分ほど走り、南海高速道路第2支線へ。すぐに洛東江を渡ります。

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7:25、西釜山料金所を通過。自動料金支払システムのレーンを通過しましたが、80キロまで減速しただけ。ETCとは大違いです。

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韓国のバスではよくあることですが、前の車を抜くわ抜くわでちょっとしたスリルがあります。

冷井JCTを過ぎ、南海高速道路に合流すると慶全線をくぐります。慶全線は本数は少なめですが、KTXが乗り入れる路線ということもあってか高架は立派なものでした。

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南海高速道路は小高い山の合間を走り、車窓は釜山を出ると山間の田園風景が主に広がります。

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大仁JCTから南海高速道路第1支線に入ります。馬山や昌原の市街地にできるだけ近いところに支線を通しているようです。再び本線料金所を通過した後7:45頃に東馬山ICから一般道に出ました。

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しばらくは3.15大路を走ります。馬山のメインストリートであり、韓国らしく地方都市でもだだっ広い道です。

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脇道に入り、7:50頃終点の馬山市外バスターミナルに到着。

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建屋前の降り場は全て埋まっていたため、道路部での下車となりました。

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降り場は乗り場・切符売り場から100mほど離れた場所。殺風景な場所ですが、ブラウン管ながらテレビがあり、セブンイレブンも入っていました。

 

釜山-馬山はそう遠くない距離ですが、鉄道だとやや遠回りかつ本数が少なく、バスが本領を発揮している区間です。またバスは10分間隔と市内バス並みの運行間隔であり、なお鉄道との差がはっきりしている区間といえそうです。

 

乗車日:2019年12月31日

 

台湾北部旅行 その1

今年8月14日-16日、約2年ぶりに、宿泊を伴う場合は約3年半ぶりに台湾を旅行しました。今回はこれまで台湾中部・南部の滞在が多かったことから、台湾北部に特化した旅行としました。

 

1日目。まずは東上線に乗り、池袋から有楽町線で有楽町へ。

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有楽町線では7000系のトップナンバー車に乗ることができました。

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有楽町駅からは、歩いて鍜治橋駐車場へ。

この日、西日本に台風がありました。関東でも不安定な天気となっており、有楽町駅を出ると、雨が降っていましたがすぐ止み晴れ間が出てきました。空は不気味な色です。

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鍜治橋駐車場の待合室。外見は仮設感がありますが、内装は小ぎれいでした。ここからは主に長距離バスが発着しますが、ガラガラでした。

ここから、11:20発の京成バス・成田シャトルに乗車。東京駅発着の「東京シャトル」を補完する存在ですが、本数が少なく知名度も低いためかこの便は何と私を含めて2人しか乗車しませんでした。高速バスでここまで乗客が少ないのは初めてです。

東京シャトル同様、事前予約で運賃は900円。ネット上で決済したため、スマホの決済確認メールを運転手さんに見せて乗車します。

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バスは定時に出発。首都高湾岸線を経て、東関東道を経由します。千葉県に入る直後までは雲が多めなものの概ね晴れていましたが…

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習志野料金所を過ぎると急に大雨が降ってきました。

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ところが10分ほどで雨は止み、またいい天気となりました。本当に不安定です。

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新空港道を出ると、まず第3ターミナルに停車。ここで1人下車しました。

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12:20頃、第2ターミナルに到着。有楽町シャトルは第1ターミナルには停車せず、ここが終点となります。道が空いていたためか、ちょうど1時間で到着しました。

到着後はすぐにチェックイン。

今回乗る飛行機は、15:40発桃園経由香港行きのキャセイパシフィック航空・CX451便。実は旅行の直前、香港国際空港が抗議活動の余波で閉鎖され、閉鎖が解けた後も対になる便のCX450便が10時間以上遅れたりしたため飛べるか心配でした。ただ、自宅を出る前に運航状況を確認したところこの日は平常運航とのこと。

単独の海外旅行では初めてとなるFSC。チェックインは並ばず自動チェックイン機で楽々済ませられました。

チェックイン後は軽食を購入して一部食べた後、展望デッキへ。

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Peachに統合されたバニラエアを2機見ることができました。結局乗ったのは1回だけとなってしまいました。

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展望デッキで撮影を始めた途端、また大雨が降りだし、急いで屋内へ!

屋内に入ってからは、再び展望デッキには出ず、出国。お盆でしたが、案外スムーズに手続きが終わりました。

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出国後もCX451便の搭乗口である74番ゲート付近で飛行機を見たり撮影したりしていました。

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飛行機を見た後、しばらくサテライトとの連絡通路にあるソファーで休んでいると放送が流れ、CX451便のゲートが74番から98番になったとのこと。ゲート間の距離はかなりありますが、偶然ソファーで休んでいたためそこまで歩かなくて済みました。

改めて98番ゲートに行くと、15:00搭乗開始予定とのこと。ところが、15:00頃放送が流れ、台風の影響で搭乗開始が15:50頃になるとのアナウンスが。空港が閉鎖されることに比べればまだ軽微ですが、それでも出発早々少し躓いてしまったようです。

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ゲート前の人々の様子を見ると、CX451便の40分ほど前に香港直行のCX445便が出発することもあり、多くが桃園までの乗客のようでした。ちなみにCX445便は前日まで続いた、空港閉鎖による運休の影響かかなりの乗客数でした。

15:40頃、搭乗開始。優先搭乗があり、これは多くのLCCとの違いの一つですね。

いよいよ台湾に向けて飛び立ちます。

その2に続きます。しばらくお待ちください。

週末パスで南東北・新潟へ その8

お待たせしました。週末パス旅行記はこれでラストとなります。

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新潟からは、16:42発の吉田行きに乗車。ロングシート部に着席しました。

 

すでに日没後のため車窓写真はありませんが、新潟出発後、信濃川新潟市中心部の夜景がよく見えました。途中駅での対向列車遅れの為2分ほど遅れて吉田に到着。

吉田で、弥彦線東三条行きに乗り換えます。

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なんと、東三条行きは115系で、復刻の旧弥彦色でした!

扉を手で開けて、乗り込みます。

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座席が青いという違いはありますが、モーター音や少しノイズのかかった車内放送のマイクから、高崎で乗った115系を思い出し、懐かしい気持ちになりました。

 

10分強と短い時間でしたが115系の走りを楽しみ、燕三条へ。

燕三条からは、いよいよ埼玉に戻ります。17:56発のとき340号に乗車しました。特急券を事前に購入しておいたものの、6分乗り換えの為やや余裕のない乗り換えでした。

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車両はE2系上越新幹線といえばMax以外は専ら200系という世代の為、まだ違和感があります。自由席ですがかなり空いていました。

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E2系ですが、2010年に増備された車両の為、コンセントが設置され、また車内のLEDもフルカラーのものでした。

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とき340号は浦佐本庄早稲田を通過する一方で上毛高原に停車。意外にも旅行グループが乗ってきました。

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燕三条から1時間10分ほどで熊谷に到着。

この後、熊谷で夕食をとり、秩父鉄道で帰宅しました。

 

今回の旅は、久々の東北・新潟方面の旅となりましたが、変わったところ、変わっていないところ双方を楽しむことができました。また、東日本大震災以降初の東北方面の旅ということもあり、特に宮城県では震災の形跡やその後の復興の様子を見て学び感じられる機会にもなりました。

ご覧くださいまして、ありがとうございました。

 

週末パスで南東北・新潟へ その7

お待たせしました。キハ47に乗り、村上を目指します。

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車内に並ぶのは青いボックスシート。これぞ国鉄型の車内!と感じます。

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余目を出ると、しばらく庄内平野を走ります。

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鶴岡を出ると、線路は日本海沿いを進みます。少し波は荒れ気味でした。今回の旅行では奥松島に次いで、二回目の海の車窓です。

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日本海には鋭い岩々が並び、車窓に飽きません。

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沿岸部はトンネルも多く、入る度に轟音を響かせてくれました。

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新潟県内に入ると、遠くに粟島が見えてきます。

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車内は数駅ごとに1人ずつ乗るか降りるかで全体的に空いており、のんびりとした気分になれました。

日本海と別れて15:00、村上に到着。

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村上からは、4両編成のE129系で新潟を目指します。思えば、この日初めて乗る電車です。

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車内は半分がロングシート、もう半分がボックスシート。窓は広く車内は明るく感じられました。

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またドア上では、新潟支社独自の「トレインチャンネルにいがた」が放送されており、沿線企業の広告が流されていました。

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15:14、村上を発車。村上の改札から離れた車両ということもあり、車内は1ボックス1人程度の乗車でした。

車窓には、まだ緑の目立つ近隣の山の奥に、雪をかぶった山形方面の山々が見えました。

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新発田から白新線に入ると、車内は混雑してきました。新潟到着直前、この後回送されるであろうE235系を見ることができました。

約1時間で新潟に到着。

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前回新潟駅に来たのは2014年。高架化され、以前の面影はほとんどなく、まるで別の駅に来たみたいでした。

一部地上ホームが供用されているということで、足を運んでみようと思いましたが乗り換え時間の関係上見送ることに。

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新幹線との乗り換えホームにいなほが入線してきました。E653系といえばフレッシュひたちと育ってきた私にとって、赤一色の塗装は大胆に見えました。

 

この後は越後線に乗り換えます。

その8に続きます。しばらくお待ちください。

週末パスで南東北・新潟へ その6

お待たせしました。新庄から、陸羽西線に乗り換えます。陸羽東線から乗り換えてきた人も自分含め幾人かいました。

f:id:tielucholdo:20191201210258j:plain11:15、新庄を定刻通り発車。発車してすぐ、木造の歴史ある車庫が見えました。

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高屋あたりから、線路は最上川に最も近づきます。最上川は山間部を流れながらも雄大に感じました。

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最上川沿いでは道路も並行しています。紅葉シーズンでもあり、ドライブインにも多数の観光バスや乗用車が停まっていました。

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最上川を離れると風力発電のプロペラが多数見え、日本海側に出たことを実感しました。

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羽越本線と合流し、余目に到着。列車はさらに酒田へ向かいますが、私はここで下車しました。

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改札を出る前に、新潟行きのいなほを撮影。いなほと言えば485系のイメージが強く、まだE653系には違和感があります。

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改札を出て、待合室へ。ターミナル駅ながら、静かで小ぢんまりしています。なお、写真では見えませんが、待合室に隣接して小ぶりな喫茶店があります。

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駅舎は国鉄時代らしさが残っています。

余目は自分がよく見ていた太川さん・蛭子さんの『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』シリーズの終点の地であり、この駅舎は強く印象に残っています。

 

次の列車まで1時間ほどあるため、余目で腹ごしらえをすることに。

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駅前通りの並木もちょうど紅葉となっており、街並みに彩を添えていました。

 

ラーメンを食べ、しばらく散歩してから再び駅へ。次に乗る列車が来るため、改札へ。

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余目からは13:08発の村上行きに乗車します。この旅初の国鉄気動車であり、気分が高まってきました!

 

この後はその7に続きます。しばらくお待ち下さい。

週末パスで南東北・新潟へ その5

お待たせしました。2日目、始まりです。

6:00頃に起床し、7:00頃隣接するコンビニへ朝食を買いに一旦外へ。天気は快晴。

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ホテルの外観です。何個もの、建設現場や被災地でよく見る仮設の小屋によって成り立っています。なお、暖房等の環境は特に気になりませんでした。

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ホテルの目の前。幹線道路・高速道路が通っています。

8:00過ぎ、チェックアウトして駅へ。この日も列車の旅が始まります。

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鹿又駅無人駅で、新しめの駅舎です。券売機はありませんが、磁気券の乗車駅証明書の発行機があります。待合室では、5人ほどが列車を待っていました。

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この日最初に乗る列車は、8:33発の小牛田行き。キハ110の一般色2両+陸羽西線塗装1両の3両編成で、車掌さんが乗務していました。

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一面の田園風景を軽快に走ります。3両編成ということで車内には余裕がありました。

 

終点小牛田からは、陸羽東線に乗り換えます。

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車両は陸羽東線塗装のキハ111・112。予想より車内は賑わっており、ロングシートに座ることとなりました。

 

定刻では9:08発、この日は強風のため東北本線が遅れており、仙台行きの接続を待ったため7分ほど遅れて発車。この後の乗り換え列車との乗り換え時間が短いので、少し不安になりました。

古川で大多数の乗客が下車し、ボックスシートに座れました。

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駅前には東横インならぬ「東北イン」が。どうやら元々東横インだったものが、フランチャイズ元が東横インと協議した上で独立したようです。

古川を出ると、無人駅が続きます。陸羽東線は一部駅を除きSuicaの利用エリア外で、途中下車する人の中にはSuica利用者がそこそこいたため、運転士さんがその度に処理しており、遅れがなかなか縮まりません。

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列車はしばらくは平野部を走りますが、西大崎を過ぎたあたりから山間部へ入っていきます。

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温泉街らしい風景が見えてくると、鳴子温泉に到着。ここでまとまった乗車がありました。

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鳴子温泉から一駅、中山平温泉でまとまった下車がありました。どうやらハイキングコースがあるようです。

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ちょうど旅行したのは紅葉シーズンですが、陸羽東線では特に宮城・山形県境付近の紅葉が美しかったです。

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山形県内に入ると、遠くに雪をかぶった山が見え、県境を跨いだことを実感できました。

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11:10、定刻通りに新庄に到着。気づかないうちに回復運転をしていたようです。

新庄駅は、標準軌狭軌の行き止まり式ホームが向かい合う構造になっています。

 

新庄からは、

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新庄からは、陸羽西線に乗り、日本海側に抜けます。

その6に続きます。しばらくお待ちください。

深圳地下鉄4号線

今回は、深圳地下鉄でも一風変わった路線、4号線を紹介します。

深圳地下鉄4号線は、香港との出入国地点にある福田口岸から深圳北駅を経て清湖までを結ぶ路線で、深圳市を南北に結んでいます。

この路線の特徴は、深圳地下鉄としては唯一香港のMTRが運営権を保持していることです。そのため、車両や駅の各所がどこか香港チックになっています。

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福田口岸駅は、出入国施設の真下にあり、香港との行き来に便利な構造となっています。なお、香港へ行き来しない乗客も利用可能です。福田口岸駅は3面2線となっており、乗車は島式ホームから、後者は外側のホームからと乗降分離が行われています。

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車両は白と黒を基調とした塗装。車内は一面が広告という車両もあります。

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車内のモニターには、停車駅案内や広告映像が流れますが、簡体字仕様の香港MTRロゴマークも表記されます。

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各駅には深圳地下鉄の全路線図がありますが、ここでも右下にMTRロゴマークがあります。(大劇院駅にて撮影)

さらに、構内放送のチャイムも香港MTRと同様3点チャイムであり、係員の制服もやはり黄色を基調としたものとなっています。

 

訪問:2016年9月、2017年1月