週末パスで南東北・新潟へ その3
お待たせしました。
福島からは仙台行きに乗り換えます。実は、本来の旅程ではここで福島交通飯坂線を飯坂温泉まで1往復する予定でしたが、朝の秩父鉄道の輸送障害により時間が無くなってしまったため断念することに。結果的に、ここからは旅程通りとなります。
今度こそE721系が来て欲しい。さて、仙台行きの車両は…
なんと!また701系でした。残念なことに、今回の旅行ではE721系には乗れなさそうです。しかも東北本線ですれ違う列車の多くがE721系で、どこか複雑な気分でした。
これから乗る701系は4両固定編成。
14:40、福島を発車。
貝田付近では、地域一帯を見渡すことができました。
福島-仙台間は駅間距離が長く、勾配やカーブもありながらも線形が良いため、かなり列車も飛ばします。そのため、ロングシートですが気分は楽でした。
白石を過ぎると晴れてきました。傾きかけている日に照らされた蔵王山も雲がかかりながらも見ることができました。
宮城県内に入ると、白石や大河原から立ち客が出るようになり、岩沼を過ぎると混雑してきました。今までとは混み方がどこか異なり、大都市に近づいていることを実感しました。
16:00、仙台に到着。
仙台駅に降り立つのも9年ぶり。在来線ホームは名発車メロディがなくなったことを除けば当時の雰囲気のままで、どこか懐かしくなりました。
地下通路には200系のピクトグラムが。ここ最近、一気に減っています。
仙台からは、16:16発の仙石東北ライン快速で石巻へ。初めての仙石東北ライン乗車です。
車両はHB-210形。もちろんこちらも初めての乗車です。
ちょうど仙台から帰る人が増えてきた時間帯であり、私も何とかボックスシートの通路側に座れました。
列車は発車すると、まず勢いよくアイドリングをしますが、すぐに静かになります。ハイブリッド車特有の音です。
塩釜を過ぎ、仙石線と並行したところで減速し、ポイントを通過して仙石線に入り高城町に到着。震災後は数年間、仙石線の仙台側はここ折り返しでした。
ちょうど仙台方面の普通電車と交換。仙石東北ラインから乗り継いでいく人も多く見られました。また高城町で窓側に座れました。
高城町を過ぎると、暗かったため写真はありませんが、夜へ移り変わっていく東松島の風景を見ることができました。
HB-E210系の車内。JR東日本ではよくみられるセミクロスシート主体の座席配置ですが、ハイブリッド関連の機器が客室までせり出しているためやや狭めの車内です。機器の表面には、ハイブリッドの機器の稼働状況が分かるモニターが取り付けられています。
暗い中車窓を眺めていると、多くの区間で農地も宅地も区画がはっきりと整備されていることに気づきました。震災で甚大な被害を受けたことを実感しました。
石巻に到着後は、石巻線に乗り換え女川へ向かいます。石巻線の石巻以東は初乗車となります。
この後はその4に続きます。しばらくお待ちください。