アジアの公共交通

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深圳地下鉄4号線

今回は、深圳地下鉄でも一風変わった路線、4号線を紹介します。

深圳地下鉄4号線は、香港との出入国地点にある福田口岸から深圳北駅を経て清湖までを結ぶ路線で、深圳市を南北に結んでいます。

この路線の特徴は、深圳地下鉄としては唯一香港のMTRが運営権を保持していることです。そのため、車両や駅の各所がどこか香港チックになっています。

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福田口岸駅は、出入国施設の真下にあり、香港との行き来に便利な構造となっています。なお、香港へ行き来しない乗客も利用可能です。福田口岸駅は3面2線となっており、乗車は島式ホームから、後者は外側のホームからと乗降分離が行われています。

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車両は白と黒を基調とした塗装。車内は一面が広告という車両もあります。

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車内のモニターには、停車駅案内や広告映像が流れますが、簡体字仕様の香港MTRロゴマークも表記されます。

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各駅には深圳地下鉄の全路線図がありますが、ここでも右下にMTRロゴマークがあります。(大劇院駅にて撮影)

さらに、構内放送のチャイムも香港MTRと同様3点チャイムであり、係員の制服もやはり黄色を基調としたものとなっています。

 

訪問:2016年9月、2017年1月